研修会の皆様への御礼

2018.11.24

去る、平成30年11月23日に「全国権利擁護支援ネットワーク権利擁護従事者研修IN萩」を開催いたしました。
萩市、長門市をはじめ、防府市、山口市、益田市遠くは岡山県から成年後見制度に関心のある専門職の方々のご参加をいただきました。
ありがとうございました。
「権利擁護支援の基本と意思決定支援、成年後見制度利用促進の国の動向」と題して全国権利擁護支援ネットワーク代表、国学院大学教授・弁護士佐藤彰一先生の講義がありました。
私は権利擁護支援の基本において次のようなキーワードから実践へのヒントをいただきました。
1.「支援の過程でどれが正しいかは社会の中で行う」
これは「利用者が常に社会の中にいてほしいから」とのことです。
2.「ブロックアウトする人は支援者に向いている」
権利擁護支援の中では常にジレンマにさいなまれます。こんな言葉はほっと致します。
3.施設支援者の「視野狭窄」
施設における支援は「視野狭窄」に陥りがちです。そうすると施設には代弁者がいなくなり虐待が起こります。これは私が思うに「本人の視点」に立てなくなるということだと思います。
私も来週は障害者虐待防止研修のためある施設に行きます。このキーワードは使わせていただこうと思っています。
午後からは、「成年後見制度利用促進の国の動向」と題して、厚労省の主催する「成年後見制度利用促進専門家会議」の委員の住田敦子さん(NPO法人尾張東部成年後見センター長)の委員会開催報告がありました。
直近の情報があり毎回聞きたい気持ちになりました。
当日は勤労感謝の日にもかかわらず、熱心にご参加いただきました。
感謝申し上げます。

 

平成30年11月24日
萩長門成年後見支援センター「てとて」  伊藤孝司